硝子体注射は当初、加齢黄斑変性に対する治療として行われ始めたものです。網膜の下の新生血管を消失させる効果があるお薬(抗VEGF抗体)を目の中に注射します。近年、強度近視による新生血管や、糖尿病網膜症や網膜静脈閉塞症による黄斑浮腫などの病気にも、この治療を行うことができるようになりました。1割負担の場合、硝子体注射にかかる費用は、薬剤の種類によって前後しますがおおむね1割負担の場合18,000円程度、3割負担の場合50,000円程度となります。目薬の麻酔をして、白目に細い針で薬を注入するため治療自体は数分で終わりますが、この治療は病状によって複数回の定期的な注射が必要になることがあります。
硝子体注射