硝子体注射|大橋眼科|大阪メトロ四ツ橋線「北加賀屋」駅・眼科

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硝子体注射

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硝子体注射

硝子体注射は当初、加齢黄斑変性に対する治療として行われ始めたものです。網膜の下の新生血管を消失させる効果があるお薬(抗VEGF抗体)を目の中に注射します。近年、強度近視による新生血管や、糖尿病網膜症や網膜静脈閉塞症による黄斑浮腫などの病気にも、この治療を行うことができるようになりました。1割負担の場合、硝子体注射にかかる費用は、薬剤の種類によって前後しますがおおむね1割負担の場合18,000円程度、3割負担の場合50,000円程度となります。目薬の麻酔をして、白目に細い針で薬を注入するため治療自体は数分で終わりますが、この治療は病状によって複数回の定期的な注射が必要になることがあります。

網膜・黄斑疾患

黄斑疾患とは、黄斑部という網膜の中心部に異常を来たす疾患です。黄斑部には、文字や色を識別するほとんどの細胞があり、網膜の中でも視機能が最も鋭敏なところです。

黄斑前膜

黄斑の前側に余計な膜が生じる病気です。その膜が徐々に収縮し、下にある黄斑に皺をよせるため物が歪んで見えたり、視力が低下したりします。徐々に視力低下をきたすことが多いですが、進行してから手術するよりも早期に手術をするほうが視力予後は良いとされています。治療はその膜を除去するために硝子体手術が必要となります。

黄斑円孔

黄斑に丸い孔があく病気です。網膜の中心である黄斑は、視野の中心を担う非常に大事な場所です。黄斑に孔があくと、見ているものの真ん中が非常に見えにくく、字が欠けて見える、中心近くは物がゆがんで見える、視力が低下するなどの症状が出ます。治療は硝子体手術が必要となります。

網膜剥離

穴や裂け目ができて網膜がはがれてしまうことでみにくくなる病気で、急いで手術が必要になります。網膜に穴が出来ただけの状態であればレーザー治療で網膜剥離への進行を予防できる場合がありますが、穴から網膜の裏に水が回って網膜が眼球の壁から離れてしまい、網膜剥離となってしまうと手術加療が必要となります。

糖尿病網膜症

糖尿病網膜症は、糖尿病の三大合併症の一つです。網膜には細かい血管が密集しています。そのため、高血糖状態が続くと眼内の血管が徐々に詰まって、網膜に栄養や酸素が届かなくなります。そのような状態になると、網膜に新しい血管(新生血管)が生まれ、酸素不足などを補おうとします。しかし、この新しい血管は脆く、硝子体出血しやすく、悪化すると増殖膜を形成します。その結果牽引性網膜剥離を起こし、失明の原因にもなります。糖尿病網膜症は、糖尿病になってから数年から10年以上経過して発症するといわれていますが、初期のうちはほとんど症状がなく、自覚症状が出た時にはかなり進行していることがありますので、まだ見えるから大丈夫という自己判断は危険です。糖尿病と診断された方は、目の症状がなくても定期的に眼底検査を受けるようにしてください。

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